今日は もう12月29日です。あと、余すところ3日で、2017年です。
今年も大変お世話になりました。ありがとうございます。
この1年を振り返って、台湾の消費財輸出産業ですが、ほとんどの工場が実績で2割程度落ち込んでいます。これが平均的な数字です。世界的な需要の低迷が原因ではないかと思っています。それと台湾では 今年から週休二日になったので、この対応でかなりの負担になっています。従来台湾では 中南部の工場は昨年まで 土曜日は半日出勤でした。月に換算すると2日出勤が減るので、工場にとってはかなりの負担です。工場の場合は 殆どの従業員が 地域の決める最低賃金と同じ給与をもらっています。その関係で、月給が変わらす、二日も出勤がへるというのは 工場への負担はかなりのものです。
このような困難な状況を 台湾の生産業は 正面から克服しなくてはなりません。もっとも中国の工員の給与は 台湾を上回るスピードで上昇しています。今の時点で コストの安いベトナム・インドネシアの工員の給与は それよりも早いスピードで上昇しています。台湾は このような状況下で何とか解決するのではないでしょうか?
日本の消費マーケットをみると 以前勢いのあった小売り業が衰退し、新しい会社に入れ替わりつつあります。業界全体で 新陳代謝が行われています。規模が大きくても小売り業というのは うまく行かないというのが良く分かりました。百貨店だけでなく、イオンとかイトーヨーカードーも 厳しいみたいですね。中国人の爆買いとか一時的な需要に頼った経営とか、大きなショッピングセンターを開けば売れるという時代でもないです。何でもあるけど 買いたいものがないというGMSでは駄目ですね。