検品よりも 工場選定から始めましょう

よく出荷前の検品が大切といいますが、僕からいうと、いい工場を選定することから始めた方がいいです。ダメな工場で いい商品を作ろうというのは 無理があります。

いい工場というのは きれいな工場というよりも、内部の管理がシステマティックになっているかということ、それと経営者がしっかりした人であるかです。今年あったのは 労働基準法で摘発された工場経営者が、うちはハイテクじゃないからいいじゃないかと言ったのです。これには僕も聞いてびっくりしました。

隣同士の兄弟の経営者が財産争いして有名なところとか避けた方がいいですね。こういう評判の悪い工場に注文を出すといいことがない。大量に出荷するのに、トラックが来ても積み込みを手伝わないなど、こういうところに出てきます。

 

こんなことは 気を付けましょう

台湾で靴下工場をたくさん訪問していると、気づいたのですが、在庫がないのです。量産時には 注文数量よりも多く生産するはずです。この出荷後に残るものはどこに行ったのでしょうか?台湾の社頭にはたくさんの靴下メーカーがありますが、こういう在庫は こっそり捌きます。最近はネットで 日本から輸入したネット販売しているところは こういうものを仕入れて販売しています。少量日本から仕入れて、大部分は 台湾の工場から、こうやって仕入れればバレないですね。日本向けに大きくやっている工場は こういうことを平気で行います。気を付けてください。もっとも工場経営者の良心の問題と思いますね。台湾では こういう経営者をよく見かけます。